おやじの事
私のおやじ(父)とは訳あって疎遠にしていますが、今はどうしているかもわかりません。
こうなってしまっても、やはり親子ですので若い頃から受けた事は色々覚えていますし感謝しています。思い出深いエピソードをいくつか。
1)
大阪城公園の梅を見に行きたいということなので、電車で一緒に行きました。
母が父の神経質さに普段から悩まされていたので、胃薬を持っていくよう、私に渡してくれました。まぁ使いませんでしたが(笑)。
混雑するJRに乗って大阪まで行き、途中席が空いたので、父を座らせました。
嬉しそうにして外を眺めていました。
玉造を含む大阪城公園の周辺は昔働いていたことがあるようで、当時の事を話してくれました。NHKのビルの前で写真を撮ってほしいと熱望したので、ローアングルからビルがバックに全部入るように写してあげました。
このあたりの地下街でお昼を食べたような気がします。
大阪城公園では梅をバックに私の写真も撮ってくれ、大きなサイズに引き伸ばしてくれました。今も飾っています。
2)
私が就職して間もなくの駆け出しのころ、当時は残業とか無尽蔵にさせられた時代で、今では考えられませんが、夜中でも平気で呼び出されて顧客まで行くよう指示されます。
当時先輩たちは自分の車を使って移動していましたが、私はまだ車を持っていなく、電車も終了しているような時間でしたが父が事情を聞いて送ってくれました。
その仕事は2時間くらいはかかりました。
仕事が終わって先輩たちは「どうやって帰るのか?」と電車がなく困っているのをわかってて嫌味に言います。私は「父が待ってくれています」と答えたところ笑われました。
ものすごくムカつきましたが、先輩たちがさっさと帰った後、父が居る車まで行くと、仮眠していた父は「終わったか、ごくろうさん」と言って、乗せてくれました。
感謝で涙が出そうでした。
父にありがとうと言ったのは言うまでもありません。
深夜の高速道路を帰路につきました。
(続く)
※エピソードはまだ書きます
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