【四国お遍路】第二十七番 神峯寺
昨年(2022年)まで母と四国お遍路の旅を続けてきましたが、ご承知のとおり母は昨年11月に他界しました。遺志を継いで・・・というわけでもありますが、元々2人ですべてまわろうと思っていた旅でしたので母の写真と数珠、愛用していたフクロウのペンダントを持参し、11月4日から5日の間に観光も兼ねて5か所を参拝しました。
観光のブログは別ページに書きますので、そちらをご覧ください。
それでは「再開」したお遠路の旅について書きます。
1日目は、室戸岬へ行った際に時間の関係で寄れなかった「神峯寺」です。
場所は近くに阪神タイガースがキャンプで利用する球場がある、高知県の安芸です。
ここは前回室戸岬から寄っているとかなり時間がかかったかも、という場所です。
今回利用した高知空港からは車で片道40分くらいで行くことができました。
かなり上り坂になっていて、クネクネ道を結構車で登っていきました。
この坂は土佐の「遍路ころがしの急坂」と言われているようですね。
こちらは神功皇后が天照大神などの諸神を祀り、その後行基が十一面観音像を刻んで本尊として弘法大師が天皇の勅命により諸堂などを整えて霊場としたようです。
また三菱財閥創始者の岩崎弥太郎の母親が息子の開運を祈願して熱心に参拝したことでも知られているようですね。急坂なのにすごい。
昇りの石段の横には庭園などが目をひきましたが、不動明王が鎮座しているお姿が印象的でした。この不動明王はたしか、お遍路のガイドブックのようなものの表紙に掲載されていたのでよく覚えていました。実際にお会いして「これがそうか」とも思ったものです。
本堂では母の写真と数珠などをかざし、ロウソクや線香の奉納などをすませました。
まずは一か所目無事参ることができ、母にもまわりにも感謝です
参拝日:2023年11月3日(金)
<寺院情報>
寺院名: 神峯寺(こうのみねじ)
宗派:真言宗豊山派
御本尊:十一面観世音菩薩
住所:高知県安芸郡安田町唐浜2594
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